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リストラクチャリングの種類 (法人編)
2009/12/1 菊 池 芳 平
リストラクチャリング(再構築)と言いますと社員の解雇といったイメージで報道されていることが多いようですが、本来の意味は、事業や財務、業務の再構築のことを言います。
企業が倒産するとその企業の従業員とその家族、顧客や取引業者等の利害関係者は大きな影響をうけます。また地域経済に大きな影響を及ぼすこともあります。
そこで事業の見直しを行って環境に適合し、生存を図るようにするわけです。
現在の状況を見直して改善する再構築は企業だけに必要なものとは限りません。個人にも、また地方公団体にも、大きくは国家においても必要な場合があります。
企業はほっておくと知らない間に資金繰りが危うくなるため、常にその資金の流れ(キャッシュフロー)を注視し改善する必要があります。
リストラクチャリング(再構築)の目的は総資産利益率(ROA=利益÷総資産)の向上と企業の存続にあります。
ROAの向上には分子の利益を高める方法(売上高利益率の向上)と、分母の総資産を圧縮する方法があります。
一般に前者の利益を高める方法は損益計算書が中心で、これを業務再構築といいます。一方、総資産の圧縮は貸借対照表が中心で財務再構築といわれています。 またこれら以外に企業の事業そのものの再構築は事業再構築といわれます。
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