|
ふるさと納税
2021/4/1 菊 池 芳 平
ふるさと納税
この制度は、個人が地方自治体にふるさと納税として寄附をした場合に、一定の金額が所得税と住民税から控除される制度です。
控除を受けるには
原則として寄附をした年分の確定申告で寄付金控除の申告をする必要があります。
ただし、給与所得者は申請により確定申告が不要の「ふるさと納税ワンストップ特例制度」の適用を受けることができます。
確定申告の場合の控除額の計算
確定申告をすると所得税と住民税から以下の金額が控除されます。
1.所得税からの控除額
所得税の控除額は、下記算式で計算します。
( ただし、総所得金額等の40%が上限です )
所得税からの控除額 = (ふるさと納税額-2,000円)×「所得税の税率」
2.住民税からの控除額
住民税からの控除には「基本分」と「特例分」があり、それぞれ以下の算式で計算します。
(1)住民税からの控除の基本分
住民税からの控除の基本分は、以下の算式で算出します。
(基本分) = (ふるさと納税額-2,000円)×10%
( ただし、総所得金額等の30%が上限です )
(2)住民税からの控除の特例分
住民税からの控除の特例分は、特例分の金額により以下の算式で計算します。
A 特例分の金額≦住民税所得割額の場合の特例分
(ふるさと納税額 - 2,000円)×(100% - 10%(基本分) - 所得税の税率)
B 特例分の金額>住民税所得割額の場合の特例分
(住民税所得割額)×20%
■新着経営情報 ■過去ファイル
|
|